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2018年7月7日土曜日

写真家 西澤豊のエジプト編Ⅰその1

 アトリエギルドの写真家、西澤豊氏は、写真による芸術作品を発表していました。
その一つ、作品タイトルは「絵画との訣別」
そう主張するだけに、写真とは何か、その本質を常に捜し求めていたようです。特に光に話が及ぶと感情が高ぶっていました。

 このエジプト編は、太陽神・ピラミッドやミナレットの頂点そして照りつける石のなかに光を求めた氏の主張でもあります。

「若いころ見たエリザベステーラー主演の映画「ピラミッド。あの巨石を、一度はみたいものだと思い続けて、やっとエジプトへ行く機会があり、そのとき撮影した作品でこのカレンダーを作ってみました。」  
 西澤 豊

以下、エジプト編のカレンダーより数点抜粋してご紹介します。
なお他の作品は収録ファイルをご覧ください。
 
この方向からのスフィンクスを撮った写真は、今日では普通ですが、以前はまれでした。たいていは正面を向いていて、その背景にピラミッドでした。
左端には、幼い子供が悠々と立っています。母親たちとは対照的です。
そして、中央左の女性の横顔がスフィンクスの横顔と同調してます。
この写真には、こうした視点による三角形が他にもあり、ピラミッドを基点としダイナミックに構成されています。







スフィンクスの謎

 スフィンクスには不可解な点があります。
頭と胴体が同調していない、頭の後付けの可能性が高いのです。
お気付いた方もおられると思います。首が太すぎる点は崩壊を防ぐため後に盛り固めた痕跡です。
さらに、この頭が当初から人の頭であったことは今日疑わしくなってきています。
既にグラハム・ハンコック氏の著書でも明らかになっている様に、当初のスフィンクスはピラミッドより古く1万年以上と推定してます。
首より下は長い期間暴雨と水浸により侵食されていて、1万年以上前の大洪水によるものだといってます。
当然、頭などは原型を遺してはいなかったでしょう。後世の作であることが察せられます。

 ハンコック氏によればこの頭はライオンであったといいます。
ピラミッドは建設当時、獅子座の方向にあわせて設計されたからです。

 ライオンといえば、太古より太陽を示す象徴です。
ペルシャに渡り、シルクロードを経て高麗に渡り、狛犬となっています。
となると、スフィンクスは一対であったのではないでしょうか。
もう一方はまだ埋もれたまま、あるいは風化して跡形もなくなったのでしょうか・・・。

 

次回はピラミッドの謎に迫ってみます。

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