フレスコ画デザイン 山田雅夫
2010年2月18日 投稿者: aterierguild の修復今、問題となっているトヨタのプリウス、愛知県の田原工場で作られています。
その工場ができて5年後の1985年、
工場入り口の公園緑地帯にある公共施設ができ、アトリエギルドはそこでフレスコ画を描いておりました。
当時はランドクルーザーが流行、世界のトヨタを邁進していたころです。
その施設の中に壁画を描いたのは山田雅夫氏。
絵も書き、彫刻、ランドスケープ、住宅店舗建築、アートワークと何でもやっておりました。
その現場では私以外に、現在日本画家の鈴木敬三氏がこの制作を手伝っていました。
黄色い色調に青いリングのフレスコ画。
黄と青の色調は、この地方の暖かさと空の色表わしており、
描かれている鳥たちは、ここ田原の干潟に飛来する野鳥や渡り鳥を描いています。
ありふれたモチーフだと、当時の私は感じておりました。
まだ世の中は、今日ほど環境には目を向けていなかったころです。
今となって、ここに描かれているリングが自然の循環を示していることに気づかされます。
フレスコ画の制作風景です。
下地の消石灰が乾かない内に絵の具を載せていくので一定のリズムが要求されます。
右の写真は、その右側の壁に掛けられた原寸大の下書き、これを見ながらの作業を行なっていました。
山田雅夫氏は、しばし原寸大の下書きやデッサンを行ない制作に挑んでいました。
高画質写真4点は、ウェブファイル(フレスコ画)に収録されています。
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