よく見ると家具調のデザインであるが、どことなくその段々が建築を思わせる。
下の写真はそれを拡大で示している。
そこで気付いた点は、この窓枠が単なる窓ではなく、出口であり入り口を表わしていることである。
こちら側の空間は建物内部ではあるが、この窓枠はここよりも巨大な建造物の出入り口となっており、そのミニチュアのような感じがする。
だが、このデザイナーはそう断言させない。そこに更なるデザインをあえて意図的に加えており、建築装飾としてのポジションに立ち戻っている。
下の写真はそれを拡大で示している。
そこで気付いた点は、この窓枠が単なる窓ではなく、出口であり入り口を表わしていることである。
こちら側の空間は建物内部ではあるが、この窓枠はここよりも巨大な建造物の出入り口となっており、そのミニチュアのような感じがする。
だが、このデザイナーはそう断言させない。そこに更なるデザインをあえて意図的に加えており、建築装飾としてのポジションに立ち戻っている。
写真右側には階段の手すりが見える。
そのことからも、この段状のコントラストは視覚的にも体感的にも建物内部の階段とシンクロナイズしている。
三重県四日市
小山田記念温泉病院
施工:大成建設、1985年
発注者:藤川建築事務所
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