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2010年6月9日水曜日

象形文字の立体化とその変容

アトリエギルドの仕事で、透かし彫り彫刻はよく山田雅夫氏がいくつもてがけておりました。
木で彫ったものと鋳造が主な技法ですが、この作品はアルミニウムの鋳造によるものです。
植物の細胞(セルロース)が巨大なフレームに樹木となってがっちりと固まっている大変力強い作品です。



これを見ていると、どこか漢字の古代象形文字とイメージが重なるのに気付きます。
文字はコミュニケーションの道具ですが、その発見は人とのコミュニケーションのためでなく、むしろ人以外の存在が発する人間へのメッセージだったのではないかと思うのです。

文字には象形文字と音表文字がありますが、アルファベットは発見の初段階では象形文字だったことが分かります。音にかたちを見い出した太古の人々がいます。彼らにとってかたちと音は今日では想像できないほど非常に密接だった様です。

今回、その結論に至るまでの内容は省きますが、音がかたちを作り出すことはすでにエルンスト・クラニドが発見したクラニド図形が示しています。



W1200×H1400×D60 1986年制作
発注者:ミタカ工業 神田弘
アルミ鋳造会社の事務所
施設内外をさえぎる透かし彫りのスクリーンを演じる
アルミニウム鋳造による、ラカー塗装
制作・建築設計デザイン:山田雅夫

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