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2010年12月21日火曜日

タペストリー風の石板壁画、デザイン:山田雅夫

規則性があるようでないが、若干あるタペストリー風のデザイン


場所は、浜松市三ヶ日総合福祉センター浴室前の壁面
壁は外部に当たり、その前面をガラスで仕切られている。こちら側は浴室なのだろう。


御影石の板3cm厚を短冊状に切断し貼り付けてあるが、上部にところどころ円形もみえる。





浜松市三ヶ日総合福祉センター
発注者:RIA名古屋支社
デザイン:山田雅夫

2010年12月15日水曜日

陶磁器会館の壁画、デザイン:山田雅夫

岐阜県瑞浪市陶磁器会館のモザイク壁画。

壁画の材料は、磁器・御影石・大理石テッセラの他、ステンレスの構造物を組み合わせた上にズマルト(色ガラス)も用いている。
シックだが、素材の持ち味を生かした作品となっている。特に、壁画下部の御影石によるモザイクと上部の磁器によるモザイクの調和が見事である。


発注者:安井建築事務所名古屋支店
施工年:1991年


2010年12月3日金曜日

階段状の窓枠、デザイン:山田雅夫

病院の廊下に面した窓、縦長に六分割して段状のレリーフを施してある。
よく見ると家具調のデザインであるが、どことなくその段々が建築を思わせる。

下の写真はそれを拡大で示している。
そこで気付いた点は、この窓枠が単なる窓ではなく、出口であり入り口を表わしていることである。
こちら側の空間は建物内部ではあるが、この窓枠はここよりも巨大な建造物の出入り口となっており、そのミニチュアのような感じがする。
だが、このデザイナーはそう断言させない。そこに更なるデザインをあえて意図的に加えており、建築装飾としてのポジションに立ち戻っている。

写真右側には階段の手すりが見える。
そのことからも、この段状のコントラストは視覚的にも体感的にも建物内部の階段とシンクロナイズしている。


三重県四日市
小山田記念温泉病院
施工:大成建設、1985年
発注者:藤川建築事務所