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2018年7月10日火曜日

オニキスによるステンドグラス



オニキスによるステンドグラス(デザイン山田雅夫)
2010年2月9日 投稿者: aterierguildの修復


 ステンドグラスというと、よく、ケームといって鉛のフレームを色ガラスに固定してつなげていく技法によるものがあります。
しかし、この度紹介する作品は色ガラスに代わって大理石の一種オニキスによるものです。

 この石は様々な鮮やかな色調を帯びており、流動的な模様があることで縞メノウに似ています。
その中でも緑は貴重な箇所で、今日では入手が大変困難になっています。

 写真は、1986年当時の仕事で、名古屋の名城大学図書館に設置されました。設計は丹羽英二設計事務所です。

図書館入り口より正面東向きに位置しています。
正面近くまで行った写真を見てみましょう。
中二階まで上がるとその全容が見えてきます。


緑色ではなくベージュのような色合いがオニキスです。所々にある強い色は、色ガラスです。
印象が強かったせいか、光具合で緑がレンズには写らないのか、その辺はわかりません。
しかし、私(村田)には、かなり緑色のオニキスを磨いていた記憶があります。

 「緑の光」はジュール・ベルヌの小説では、太陽が沈む最後の光が屈折のせいで緑に見えるというもの。
そしてその光を見た者は自分の心と相手の心がはっきりとわかると言われています。
ここでもステンドグラスで緑の光が差し込むことがあるのでしょうか。


 当時、学生最後の年の夏、この石を磨く作業に参加したのが、アトリエギルドとの最初の出会いでした。

 オニキスは厚み5~7mmほどで、石の中ではもろいため、5mm厚の600×1200大ぐらいのガラス板でサンドウィッチになっています。

当時、作業はモザイク作家の関谷明夫氏が中心になって行なっていました。

板ガラスに薄いオニキスの板を並べて、大変強烈なにおいのするシリコンで固定していたのを思い出します。


これは3階の渡り廊下から望んだ写真です。
これは何を描いているのでしょか。ミステリーサークルのようで、なぜかSF的な感じがします。

他2点写真あり、アルバムに収録されています。
こちらからご覧になれます。


デザイン:山田雅夫
発注:丹羽英二建築設計事務所

施工:鹿島建設名古屋支店

2010年11月17日水曜日

一連のアートワーク、デザイン:山田雅夫

1994年制作のアートワークでした。
この仕事はバラエティーに富んだ内容で、モザイク壁画やフレスコ画以外かなりのアートワークが施されました。
石庭の石彫や石板モザイク貼り,各所に施されたレリーフ(アルミ鋳造・コンクリートレリーフ),天井のステンドグラス,外構部の床モザイクやモザイク造形,アルミ鋳造の彫刻などです。

建物正面の狭い柱の間に施されたアルミ鋳造のレリーフ
一枚の大きさは600×600
このレリーフはこの箇所以外に小品をかなり貼り付けた記憶がありますが、この写真しかありません。

中庭の柱頭部に置かれた彫刻
アルミ鋳造による
吹き抜けの中庭から建物の上部までのかなりの高さがあるため、地上から仰ぎ見るのは困難。
この位置は中回廊の窓から撮影されたものだろう。
建物周りに施された床モザイク
材料は磁器タイル
敷地内の水遊び場はモザイク造形が施されている。
材料は陶器タイル

建物内部のステンドグラス
その青い光を受けるコンクリートレリーフ
瑞浪の青空をイメージしたもの(山田雅夫)


一連のアートワーク 1994年制作
発注者:RIA名古屋支社
建築施工:清水建設名古屋支社



その他、中庭には石彫庭園を造りました。残念ながらその写真は紛失しており見当たりません。もしくは貸し出しのままかもしれません。
幸い、私が制作過程の写真を取っておいたので、スライドに入れておきます。写真には、アトリエのある新城市上吉田の風景が背後に写っています。